「どっちのほうが10年先のメリットになりますか?」『下町ロケット』
吸い込まれた、というよりも技術者として考えさせられたというほうが正しいのかもしれない。
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/12/21
- メディア: 文庫
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利益を追求するのは会社にとってアタリマエなこと。
でもその「利益」というのは何なんだろう?と思った。
会計上、利益は収入-支出で計算される。営業利益、経常利益、当期利益というのは、収入と支出を分類して計算しなおしているにすぎない。
技術的な利益というのかな、何というべきなのだろう。MIME(文化)が資産ならMIME(文化)的な利益があったっていい。
だってそれは当然、ゆくゆく会計的な利益になりそうだから。
そんなことを考えつつ、自分はどうしていきたいのだろう?
どういう「文化」を生業としたいんだろう?
そして、本のなかに出てくる殿村さんの「十年先のメリット」というのを、自分自身に対して考えてるのか?
私自身、正直なところ、目の前の仕事でいっぱい。
ここ2年はそんな状況だった。
でも、最近ふと、このままいて2年後3年後、自分は幸せなのかな?と思う
まったく違うことを感じてしまったみたいだけど、20代後半も折り返して、自分のドメイン・ミッションをもう一度見直したい。
そう感じた不思議な本でした。
まとまってないなー